こころの元気+ 2013年10月号特集より
特集6
寝てばかりいた時期がありました
今でも、飲まず食わずで眠っています
(東京都)澤田優美子さん
18年前、勝手に治療中断して急激に悪化してから家におり、1年後に緊急入院になりました。 それから2回、通算11か月入院しました。
退院後は3年以上寝てばかりでした。
〝毎日夕方やっと起きて、テレビの再放送を見て、夕飯を食べて、夜また寝る〟のくり返しでした。
生きているだけで疲れて眠くてどうしようもありませんでした。 まるで風邪で高熱があるかのような感じでした。夢も希望も持てませんでした。
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近年は週に1~2回、約時間眠っています。
その間、食事も水分もとれず、お手洗いにも行けません。起きている間も昔と同じように疲れています。
睡眠障害外来にも通うようになりましたが、長時間睡眠に処方する薬はないようです。 それでも「眠れないよりはいい」と仲間に言われます。 週の半分でも動けるようになったことを感謝したいと思います。
天井を見て
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もう10年以上前のことになりますが、何か月間かほとんど寝たままの状態でした。
なんか体がだるく、起き上がってもすぐに横になりたくなってしまいました。
あのときは母が同居してくれていたので食事もつくってもらっていて、食事のときだけ起きていました。
なぜ、あんなに毎日寝ころんでいたのかはいまだにわかりません。眠たいわけではなく、ただ天井の一点を見ていたように思います。
ただ、寝ころんで何もしないということに罪悪感を感じていて、なんかみんなが眠る時間帯の夜になるとホッとしていたのを覚えています。
私はずっと一生こんな状態なのかと心配していましたが、やはりそんなことはなく、今現在は、朝ふつうに起きられて、夜になれば眠るという生活です。
私がしんどかったときに母が「元気になったらいろいろ手伝ってくれたらいいよ」って言ってくれていたのを思い出し感謝しています。
悪循環でした
(北海道)ペン太さん
一時期、精神的につらくて、寝てばかりいました。
朝食後寝て、昼食後寝て、夕食後はテレビを見て寝る。
当然、夜寝れなかったりして朝眠いので、また寝る。
まさに悪循環です。
だけど、太って体力も落ち、危機を感じ、寝ないで起きているようにしました。 疲れると、幻聴が出るので、寝ることは私には重要です。
でも、昔に比べたら、外に出かけられたり、活動の場が広がりうれしいです。 幻聴と負けないで生きます。